タグ:movie ( 23 ) タグの人気記事

原作と映像化

ある役者さんのお芝居がどうしても観たくって、
普段なら絶対に選択しないであろう映画のDVDを観た。

切ないながらも「よかったわ~」「泣けたわ~」と皆が呟くであろうその結末に、
私は深い絶望を覚えてしまい。

予備知識がなかったことも手伝って、
氣になって落ち着かなくて、
これまた普段なら手を出さなかったであろう原作を一氣読みしてしまった。

ああ。
希望と再生だ。

よかった。

腑に落ちなかったものがやっとすとんと落ちてくれて、
ようやく我に返った氣がした。

映像の後に原作を読んで、
登場人物像がオーバーラップしないだなんて、
珍しい現象だ。私には。

原作と映像が別物であっていいし、
どちらが好きかもそれぞれでいいと思うけれど、
もしも原作を先に読んでいたら、
印象はまったく違っていたんだろうか。

私は淀長的映画観賞者なので、
映画は映画で名場面もあったのだけれど、
原作の筆致の力量が圧倒的でやはりこちらが好き。
監督は原作に惚れこんでその権利を手にしたそうだが、
心に残ったもののあまりの違いに少しばかり驚かされた。
あまりに別物過ぎて。
ファンタジーとミステリーだもの。

たとえば『GO』、たとえば『ピンポン』。
クドカンの脚色力に脱帽したことを思い出してみる。

にわとりとたまご。
何が生まれるかは殻が割れてから。

なんてつれづれな話。

だけど。
興味がなかったはずの映画と興味がなかったはずの一冊。
何かひとつを好きになると、
それでもこうして世界は広がるということでもあるの。
[PR]
by maylee127 | 2006-12-11 23:25

『ヘドヴィグ・アンド・アングリーインチ』

ああ、観たい、と思いながら観そびれている映画のなんて多いこと。

日本での舞台では二代目ヘドヴィグが発表になり話題を呼んでいる今になって、
やっと映画版を観たです。深夜のケーブルTVで。
b0009316_233186.jpg

『ヘドヴィグ・アンド・アングリーインチ』

もっと、もの悲しいお話なのかと勝手に描いていたイメージとは全然違いました。
なんてPOPで逞しい命なんだろ。
絶望したっておかしくない人生なのに、絶対生きてくんだヘドヴィグは。
なんて魅力的なヒロイン、そしてヒーロー。
その魔力にぐいぐい惹きつけられた92分でした。

ヘドヴィグが追い続ける男トミーが(あたしの)タイプじゃないこととか、
少しばっかり意味不明のエピソードなんかどうでもいいくらいに
(これはオリジナルの舞台ヴァージョンと照らし合わせると解決するらしいです。)
音楽がかっこ良かった。
サントラ欲しいっ。

『クライング・ゲーム』『オール・アバウト・マイマザー』が好きな人は、
きっと好きなんじゃないかなぁ。
ま、私の好みなんだけど。

自分がつまんなく思えたときに観ると、きっと元氣になれると思う。
悩み多き子供たち、こういう映画を観なさいよ。
R指定なんてあてになんないのよ。
生きてるってすごいことなのよ。
そんな一本でした。
[PR]
by maylee127 | 2006-11-27 01:16 | movie&おうちmovie&drama

ある日の戦利品

過日の学祭でげーっと!

b0009316_23332363.jpg


KURE 5-56
 for セロニー号。
80円。












そして、ここで会ったが100年目、とはこのことでございます。

b0009316_23334397.jpg
公開時、私的ツボをついた麗しのB級映画DVDが、なんと@100円。
これこれ。やっほーい。

〆て280え~ん(笑)

購買部のお姉さんは「大赤字です…」と泣きが入ってましたが、
その分、オーバーリアクションで喜んでみました。
見てなかったみたいだけどね。
だって、今日日の大学生が20年以上も前の、
しかもこんなマニアックな名作映画知ってるわけないじゃないの(笑)
残り物の福はあたくしがいただきましたわよ。
[PR]
by maylee127 | 2006-11-07 23:57 | myカメラ日記

Under The Sun

知らなかった。
b0009316_18535783.jpg

隣の町にガスタンクがあったなんて。

教えてくれたのはセロニー号。
夕方ちょこっと自転車で。
BONNIE PINKの歌声を思い出しながら。


atami / Under The Sun | Excite エキサイトミュージック
[PR]
by maylee127 | 2006-10-26 18:56 | ママチャリライフ

『グエムル~漢河の怪物』

カンヌで話題になったことよりも、ソン・ガンホ氏が主役だということで、
前から「観たい!」と思っていて、実は先月、試写会に当たったのですが、
よんどころない事情で日程が合わず泣く泣く断念。
我慢出来ず自腹で観てきました。レディス・デーを利用してですが^^;

More
[PR]
by maylee127 | 2006-09-15 23:58 | movie&おうちmovie&drama

『ユナイテッド93』

エンタテインメントを期待する方にはおすすめしない。
ポップコーンとコーラを両手に席に着くのがその日のお楽しみならば、
どうか隣のスクリーンへ行っていただきたい。お願いだから。

5年という月日が十分なのかどうかは、それぞれが決めればいい。
あの日の出来事とその日からのしばらくに自失してしまった私には、
覚悟はしていて、やはりまだ早すぎたけれど、
それでもどうしてもスクリーンで観たかった。
今年の911を迎える前に。

あの日犠牲になった4機のうち、
ただ1機だけが目標に到達しなかった。
ユナイテッド93便。
その機に日本人大学生も搭乗していたことを、
私は知らずにいたのか失念していたのか。

映画という手段だけれど、体感と呼ぶ方が似つかわしい、それは衝撃だ。
まるでドキュメンタリーを観ているようだと評したメディアが多数あるが、
確かに命の記録と呼んでもいいのかもしれない。
私はエンドロールが終わっても席を立つことが出来なかった。
苦しくて泣きじゃくっていた。
悲しかったのか悔しかったのか誇らしかったのか。
ただ命を思った。強く。

ほとんど全てのご遺族の協力を得て、
この映画は製作されたのだという。
ひとすじの光を見い出すにはあまりにも過酷だ。
けれど、起こってしまった事実を懸命に受け止めようとする人たちがいる。
真摯なまでの敬意と慈愛に満ちた鎮魂歌。

実行犯である4人に無駄な台詞は語らせず、
それがこの作品の質を高め、製作に対する誠意を感じさせる大切なポイントだと思う。
彼らもまた神だけを信じた命であったことを忘れてはいけない。
だからこそ、忘れてはいけないのだと思う。
今の私に出来ることは「忘れない」ことだけだ。

この映画の製作に携わったすべての人に敬意を表したい。

上映前、今秋公開予定の『ワールド・トレード・センター』の特報が流れた。
まだ私には正視出来そうにない。
警鐘は鳴り続ける。
[PR]
by maylee127 | 2006-09-07 22:03 | movie&おうちmovie&drama

『アメリカン・ヒストリーX』

物事にはタイミングというものがある。

8年前に製作されたこの映画を、
観たかったのに観そびれていたのにも、
何か意味はあるんだろうか。

『アメリカン ヒストリー X』
日本人は多分あんまり好きじゃないよねこれ。
もしくは何にも感じないんだきっと。

だけど私は、公開時に観るべきだったのか、
今日観たことがよかったのか、すごく考えた。
私も色つきの人種だから。「BANANA」に共感を覚えたから。
名付けたのは誰かもよくわかってるけど。

私の「映画好き」の出発点は、
『ミッドナイト・エクスプレス』だったので、
それを思い出しながら観てました。

途中から号泣してしまった理由は、
またこれも宿題なのかもね。

多少脚本の甘さがあるのは否めませんが、
エドワード・ノートンの繊細な演技がそれを助けました。
これは私にとっては「家族」の映画であり、
答えの出ない映画です。

もうすぐ9月がやってきます。
[PR]
by maylee127 | 2006-08-24 22:55 | movie&おうちmovie&drama

なんちゅう名台詞!

すべての人間は2種類に分けられる。

スウィングする者としない者だ。


本家がどこかにあるんでしょうけど、なんだかぐっときた。
どちらでありたいかは明白。
脇役の台詞だからこそ効いてるんだよなぁ。

今更ですがやっと観た『スウィングガールズ』より
[PR]
by maylee127 | 2006-08-05 23:47 | no music, no life

『茄子 アンダルシアの夏』

いつか劇場で特報を観ていたのです。
今更なんですけど今夜、機会があってやっと観ることが出来ました。
いつもありがとう日本映画専門チャンネルさん♪

b0009316_16688.jpg

茄子 アンダルシアの夏
こちらは北海道版だよ♪


47分の短編ですが、ぎゅっとしたくなる作品でした。
今日の私にちょうどよかった。きっとまた観ちゃう。
自転車レースのことは知らなくっても大丈夫。
やっぱり私の耳に間違いはなかったよ。洋ちゃん最高。

そして、自転車を好きな、すてきなすてきな仲間達を思いました。
あの人とかあの人とかあの人たちを。
もしもあの人がまだ観ていなかったら観てほしいなって思ったの。

私は茄子の浅漬け(5日目)が食べたくなったけれどね。
みんなと一緒に茄子を食べるのも楽しいかもって思ったの。
[PR]
by maylee127 | 2006-06-12 01:12 | movie&おうちmovie&drama

『同じ月を見ている』

実はこれも映画館で観ました。

おかえりなさい。窪塚くん。

冒頭で自転車を走らせるシーンでそう思った。

私の邦画のヒーロー「杉ちゃん」も愛しのテルちゃんももういないけれど、
とにかく帰ってきてくれた、スクリーンに。

感情を爆発させるシーンの彼の芝居が好きで、
ものすごく引っ張られる。
それが変わらず、もしかすると深みを増して、
そこにあったことがうれしかった。

私にとって数少ない「スクリーンで観たい役者さん」のひとりであった窪塚くん。
今後の真価が問われるのは多分次回作だと思うけれど、
私はもう一度期待することにしました。


映画としては、演出過度な印象さえ受ける音楽がうるさすぎて気になってしまい、
あまりオススメできません。
エディソン・チャンの演技もとてもよかったので、
変に誇張しないでほしかったな。
[PR]
by maylee127 | 2005-12-31 17:05 | movie&おうちmovie&drama